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実務者研修(ホームヘルパー1級)

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介護職の中に2013年に新たに誕生した資格が実務者研修(ホームヘルパー1級)であり、かつての介護職員基礎研修とホームヘルパー1級を一元化する目的で設けられました。

介護においてはそれまで介護福祉士やホームヘルパー、介護職員基礎研修という3つが混在していたため、キャリアアップを図ろうとして努力しようにも複雑な養成の体系が足かせになってしまい、向かうべきルートが見出しにくかったのです。

言わずもがな現代社会は著しい高齢化が深刻な社会問題になっていますし、世帯の構造も大幅に変化してきているので、クォリティが上質なサービスをこれからも安定性を持たせた状態でキープしていくには、人材が持つ資質そのものを高めなければならなくなりました。

そうした現場を尚更魅力的にしていく事や、仕事を継続して勤めていくことにより明るい将来が望めるようにするのが大切な課題だと認知されて実務者研修(ホームヘルパー1級)が作られました。

これまで何もライセンスを有してこなかった方が資格を得るためには6ヶ月間の講義を受ける必要があり、時間にすると450時間以上になります。

半年間という期間に加えて450時間以上というのは大きな壁に感じられるのですが、突出した要件が定められていないので、過去に介護が未経験だとしても問題にならないですし初任者研修や旧ホームヘルパー2級を持っていなくとも受けられるので、他に懸念材料となることはありません。

実務者研修で施設に足を運び授業を受けるいわゆるスクーリングが求められるのは2つの内容であり、その他は通信講座で取り組むことができますし、卒業に必要な試験も存在しないので、追い込まれることなくじっくり向き合えます。

また、既に旧式の免許を持っている方は8個の講義が免除されるので、2つの授業のみに出席して学べば修了となります。

実務者研修(ホームヘルパー1級)の資格保有メリット

実務者研修は国家試験を受験するためには必ず有している必要性がある上に、サービス提供責任者として立ち振る舞うことが可能になるので採用して頂きやすくなるという魅力があります。
しかも、取り扱える装置や行いに制限が無くなり経管栄養とたん吸引も担当可能になるので、重宝される人材になれるため必然的に待遇と給与が良くなります

受講料は高めなのですがその後のことに目を向けた際にはあくまで一時的な負担であると割り切ることができますし、一気に仕事に対するやりがいが強くなるので金銭的な負担は気になりません。

ただし、具体的な額を知っているのと知らないのでは気持ちの面で大きな違いが出ることから、資格に興味があるのなら情報収集に努めておおよその相場を調べてみましょう。

実際に調査してみるとわかりますが、あらゆる資格の中でも特に価格差が大きいという特色があり、安さに拘って探してみるとおよそ3万円から参加可能なスクールが見つけられます。

もちろん受ける時間が増えていくほど支払総額が多くなっていくのですが、最低限が安価に設定されている所なら最終的に小さな経済的負担で済む可能性は高いです。

以前、実務者研修を受けて無事に合格した方が口を揃えて言うのは、料金面よりもカリキュラムがどういった日程で組まれているのかに着目した方が良い事です。

その理由はスクールでの座学は遅刻と早退が認められていないので、予定外の用事が突然舞い込みその場に居合わせることができなかったり、遅刻してしまっても途中から出席できないためです。

後日補講という形で受け直さなければならないのですが、日にちは施設側が決定するので当初から予定が入っていて補えないこともあります。

そのため、社会人が働きつつ実務者研修を考えているのなら、滞りなく勤務を終えた後に落ち着いて受けられる夜間のプログラムを希望した方が安心です。

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