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無資格でも介護士になれる?

無資格でも介護士になれる?
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無資格でも、介護士として働くことは可能です。介護の現場では、人手不足が続いています。その理由は、仕事の負担が大きいからです。この仕事には、二つの負担があります。

まず精神的な負担があり、それを苦痛に感じる人がいます。お年寄りを相手にする仕事なので、気を使わなければなりません。性格の良い人もいますが、気難しくて接するのが難しい人もいます。認知症を発症していたら、急に怒り出したりすることもあり、対応は楽ではありません。

肉体的な負担は、夜勤によるものです。ほとんど寝ないで起きているのは、想像以上に体にこたえます。仮眠や休憩をとることはできるのですが、その時間は少ないです。さらに、夜勤も人に接するので、気を抜くことができません。
これまで書いたような理由により、いったんこの仕事を始めてもやめる人が多いので、多くの職場で働く人の数が足りていません。

そのために無資格でも、介護士として採用されることがあります。
資格を持たないで、この仕事を始めた場合は、自分のできる仕事が制限されます。資格がない人ができるのは、介護の初歩的な面です。例えば、掃除や歩行の補助、服の整理などと言ったことを担当できます。資格のある人だったら、食事、排せつ、入浴など介護の全ての面を担当できるようになります。このようにできる仕事の数が限られているので、報酬は資格のある人にくらべて少なくなります。

報酬が少なくなるのは、マイナスですが、何もしないよりはましだと言えるでしょう。採用されてから、介護の場で働きながら、仕事を覚えていけば、自分のスキルアップにつながります。仕事は制限されているとはいえ、歩行の補助などは歩けないお年寄りのために、必要な仕事です。楽にできる仕事ではありませんが、お年寄りの介添えをできるようになったら、感謝されますし、自分でも生きがいを持てるようになるでしょう。

無資格で介護士になったら、職場で資格を取るように勧められることが多いです。その場合は、積極的に勉強に励みましょう。この仕事を始める前に、資格を取っている人もいます。それは悪いことではありませんが、現場で働いていないで自分の学んだ知識やスキルを生かしにくいことがあります。しかし、現場で働きながら学べば、仕事をしながら資格を取るために必要な知識やスキルを、身に付けやすいメリットがあります。仕事をしながら学んでいくことが、そのまま資格の取得につながります。

介護の資格には、いろいろなものあります。その中で一番取得しやすいものが、介護職員初任者研修です。この資格は、介護の仕事をするために必要な基礎的な知識や技術を持っているか問うものです。1日に勉強する時間によって取得までの期間は変わりますが、最短1ヶ月で取得が可能です。

有料老人ホームなどの施設で働きながら、この資格を取るための勉強するのは、非常に良い方法です。介護の現場で経験したことを、資格を取る時に生かすことができます。特に試験の実技で良い点数を取れるようになるでしょう。

職場でもこの資格を取ることを奨励するところがあります。例えば、資格を持っている人に手当を出す場合があり、その金額は職場ごとに変わっていますが手当が5000円程度のところがあります。さらに上級の資格を取れたら、手当の金額はさらに高くなります。

無資格のままで、介護士の仕事をしても特に問題はありませんが、ずっとこの分野で働くつもりなら、資格の取得を目指した方が良いでしょう。それによってスキルアップが可能になりますし、報酬が高くなります。
ケアマネージャーのような上級資格を取れたら、夜勤を免除されて給料も高くなります。

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