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ガイドヘルパー(移動介護従事者)

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障がい者が自分の力で外出する事ができれば良いのですが、行きたい場所や障がいの程度によっては、介護者が必要となります。ガイドヘルパー(移動介護従事者)はそのために様々なサポートをする人であり、障がい者総合支援法・障がい者自立支援法のもとに作られた資格のことを言います。

東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、より障がい者が自立したり、仕事をして社会の一員として活躍することが求められていく中で、ニーズが高まっている仕事だといえます。

ガイドヘルパーを詳しく見ていくと、3種類に分類する事ができます。1つめは知的・精神障がい者行動援護従業者、2つめは全身性障がい者移動介護従事者、3つめは視覚障がい者移動介護従事者です。

障がいの種類によって求められているものが変わってくるので、受けなければいけない研修も変わってきます。

知的・精神障がい者行動援護授業者

知的・精神障がい者行動援護授業者を目指すならば、行動援護従事者養成研修を受けます。付き添う障がい者が移動中に問題を起こした時に、素早く対応する食事の介助や排泄の処理などなどが必要になって来るので、そのために学んでおくべき知識・技術を習得していきます。受講資格はとくにありません。

全身性障がい者移動介護従事者

全身性障がい者移動介護従事者を目指すのならば、全身性障がい者ガイドヘルパー養成研修を受けることになります。障がいについての知識はもちろんのこと、全身性障がい者の場合には車椅子での異動が必要になってくるので、外出時にどうやれば移動しやすいのか、といった技術などを習得していきます。受講できるのは介護士・介護職員初任者研修・訪問看護1級・2級・正看護師・准看護師・介護職員基礎研修のいずれかとなります。

視覚障がい者移動介護従事者

視覚障がい者移動介護従事者を目指すならば、同行援護従事者養成研修を終了しなければいけません。視覚障がいをもつ人は、街中を歩くということだけでも大変ですが、外出先で看板などに書かれた文字を読むことが出来ませんし、署名が必要なとき書くことも難しいので、そういったことを支援するための知識・技術を習得していきます。この研修では一般と応用の2種類に分かれており、勤務する職場に応じて何を受けるかが変わってきます。受講は一般の場合には制限がありませんが、応用の場合には居宅介護従業者の資格保有者、障害者福祉の仕事で実務経験が1年以上もっているべきです。

これらの研修は、その種類によって必要な受講時間が変わってきますが、おおよそ長くても1週間に満たない期間で終わります。研修の最後に試験はないので、受講するだけで修了ということになります。受講料は1つの研修で2万円から3万円程度です。自治体によっては受講料の助成をしてくれるところもあります。しかしながら、多くの場合助成金は無制限ではなく、予算の上限が決まっているので、申込みは早めにしておかないと締め切られてしまいます。

また、研修は都道府県や地方自治体が指定した研修実施機関にて行われるのですが、自治体によっては研修が必要なかったり、研修の内容に差がありますから、どこで資格取得を目指す自治体ではどのような使いになるのかを調べておく必要があります。

では、無事資格取得が出来たとして、どのような職場で働くのかというと身体障害者療養施設障がい者向けのグループホームなどがあります。職場によってはこのガイドヘルパーの資格を取得しなければいけない場合もあるので、働きたいところが決まっているのであれば確認しておくほうが良いでしょう。

特定の施設で就職をするのではなく、必要な時に必要な場所へと出向いて、ガイドヘルパーとして活躍するフリーランスという働き方もあり、自分の時間を持ちたいというならば、最適です。

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